トップリスク2023および2032に関するエグゼクティブの視点

世界各地の取締役会や経営幹部が議論する重要な課題

今日のグローバル市場の不確実性や変化の速度のレベルは、組織のビジネスモデルや戦略を短期間で崩壊させかねない潜在的なリスクを数多く産み出し続けています。終わらない東欧での出来事や世界各国での政権交代、インフレの加速、金利の上昇、常に存在するサイバー脅威、人材や専門スキルの獲得競争、継続的なグローバル・サプライチェーンの混乱、急速に発展するテクノロジーなど、これらは、組織の目標達成を脅かす可能性のある、複雑なリスク要因が絡んだほんの一例を示したものです。不確実性とリスクは常に存在します。新たに起こるリスク課題と市場での機会を共に把握することは、組織のレジリエンスを高めるために重要です。

経営者や取締役会が将来起こりうる潜在的リスクをより的確に把握する手助けとなるよう、プロティビティとノースカロライナ州立大学のERMイニシアチブは、世界中の取締役会メンバーや経営幹部が現在考えているトップリスクに焦点を当てた本レポートをまとめました。本レポートは、1,300人以上の取締役および経営陣を対象に年次で行う第11回目の世界を網羅したリスク調査の結果をまとめたもので、広範囲のリスクについて今後1年間(2023年まで)にどの程度組織に影響を及ぼす可能性があるかについての彼らの意見を聴取しています。また、2023年の直近のリスクに関する洞察に加え、これらのリスクが今から10年後(2032年)に組織にどのような影響を及ぼすと考えているかについても聴取しています。

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「私たちは、この年次調査に協力いただいた世界中の取締役会や経営幹部の皆様に感謝します。本レポートの洞察と提言は、現代の課題と機会を反映しており、取締役会や経営幹部にとって注目に値するものと信じています。」
パット・スコット

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「経営陣は、調査したすべてのリスクは関連性が高いことに注目し、組織内のオペレーションの視点だけでなく、起きつつあるマクロ経済や戦略の変更を考慮した外部の視点を以って精査することが組織に求められていることを示していると指摘しています。」
マーク・ビーズリー
「増加する地政学的な事象によるビジネスの混乱の脅威と国政選挙の影響は、2023年のリスク見通しに大きく影響します。これらの脅威を事前に理解して対処することは、企業の戦略を既存のビジネスの現実と合致させるための鍵です。」
キャロル・ボーミエ
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