取締役会および経営幹部にとっての短期的な重要リスクは、経済・サイバー攻撃脅威・人材:プロティビティとノースカロライナ州立大学によるグローバル調査結果 ~ビジネスリーダーたちは、ダイナミックに変化するリスク環境を乗り越える組織のレジリエンス(回復力)と能力が試されていると感じている~【カリフォルニア州メンロパーク、2025年2月13日】プロティビティとノースカロライナ州立大学のERMイニシアチブが実施した最新の調査によると、世界のビジネスリーダーが最も懸念しているリスクは「経済」であることが明らかになりました。この調査は、今後2~3年間および10年後に企業が直面すると予測される最も重要なビジネスリスクを分析したものです。経済の不確実性と変動性は今後も続くと予想されており、経営層は、インフレ、関税、地政学的な混乱、AIやその他の新興テクノロジーの進化、そして各国の新政権による政策変更への対応に苦慮しています。13回目となる年次調査レポート「トップリスクに関する短期的/長期的なエグゼクティブの視点」では、世界中の取締役および経営幹部1,215名を対象に、短期(2~3年後)および長期(10年後)に企業が直面する32のマクロ経済的リスク、戦略的リスク、運用リスクについての意見を集めました。今日の相互に関連したリスク環境において、ビジネスリーダーは依然として複雑な不確実性に直面していますが、市場の変化に迅速に対応し、柔軟に対応できる能力については自信を持っていることがわかりました。世界のリスクトップ10(今後2~3年)インフレ圧力を含む経済状況サイバー攻撃の脅威トップ人材の獲得・育成・維持、従業員の期待の変化への対応、後継者問題への対処などの能力人材と労働力の確保労働コストの増加規制の変更と監視の強化サードパーティーリスク革新的イノベーションの急激なスピードAIや新興技術の適用人工知能の実装から生じる新たなリスク今年の調査結果では、取締役および経営幹部が企業のレジリエンス(回復力)、機敏性、危機対応力について、概して前向きな印象を抱いていることが示されました。2023年の調査で4位にランクされていた「変化への抵抗」は今年17位まで下がっており、企業がより柔軟な経営モデルを確立し、市場の予測不能な変化に対応できる能力が高まっていることがうかがえます。「脱グローバル化、関税や貿易戦争の脅威、規制の変化など、依然として経済環境は不安定ですが、ビジネスリーダーたちは、予期された場合もそうでない場合も、自分たちの組織が混乱に対処する準備が整っていると感じています。今後、グローバルリーダーはこの自信を活かし、米国および世界の進化し続ける政策やダイナミックなビジネス環境に適応していく必要があります」と、プロティビティのリスク&コンプライアンス部門グローバルリーダーであるマット・ムーア氏は述べています。人材リスクは依然として高い:AIリスクはあらゆるものに影響を及ぼしている人材に関するリスク(優秀な人材の獲得と維持に関する課題や労働コストの増加)が短期的なリスクの上位5位のうち3つを占めており、今後も重要な課題であり続けることが予想されます。また、AIがもたらすリスクは他のトップ10リスクのいくつかとも密接に関連しています。特に、人材に関連するリスクには顕著に表れています。のエージェント型AIやフィジカルAI(物理的AI技術)などAI技術の進化に伴うスキル不足が顕著であり、今後の競争力維持には、広範なリスキリング(再教育)やスキル向上が求められます。サイバー攻撃は「もし」ではなく、「いつ」発生するか取締役会および経営幹部は、今後2〜3年間で最も懸念されるリスクとして、サイバー攻撃の脅威を景気後退に次いで2番目に挙げました。またサイバー攻撃の脅威は、経営幹部にとって長期的には最も重要なオペレーショナルリスクに挙げられており、31%の回答者が今後10年間で最も懸念される2つの問題のうちの1つに挙げています。「サイバー攻撃は、企業全体に広範な影響を与え、その結果、運用、財務、風評などで多くの潜在的リスクを引き起こします。CISO(最高情報セキュリティ責任者)は、組織のサイバーリスクプロファイルについて経営層とオープンで誠実な議論をすることが不可欠です。これらの議論は、企業のデータや環境にアクセスできる第三者のリスクから国家による攻撃に至るまで、企業が直面する多様なサイバー脅威への対応策を講じるための指針となります」と、プロティビティのテクノロジーリスク&レジリエンス部門のグローバルリーダーであるアンディ・レトラム氏は述べています。2035年に向けた長期的なトップリスク回答者は3つのリスクカテゴリーについて、10年後に見込まれる上位2つのリスクをランク付けしました。マクロ経済的リスクの見通し:インフレ圧力を含む経済状況人材と労働力の確保戦略的リスクの見通し:規制の変更と監視の強化革新的イノベーションの急激なスピードオペレーショナルリスクの見通し:サイバー攻撃の脅威トップ人材の獲得・育成・維持、従業員の期待の変化への対応、後継者問題への対処などの能力短期的なリスクの多くが引き続き長期的な評価にも影響を与えており、経済、人的資源、サイバーに関するリスクは依然として重要な課題として位置づけられています。リーダーたちは変化に対応する能力に自信を持っているかもしれませんが、今日のリスクが今後10年間引き続き影響を及ぼすことは明らかです。注目すべきは、最も優先度の高いリスクだけでなく、リストの下位に位置するリスクも今後10年間に台頭してくる兆候を示している点です。世界中の経営幹部の約5分の1強(22%)が、長期的なマクロ経済的リスクのトップ2の一つとして地政学的な変化を挙げています。また、顧客ロイヤルティ(22%)やサプライチェーン(16%)も回答者の関心を集めており、多くがオペレーショナルリスクと戦略的リスクの上位2つのうちの一つとして選択しています。エンタープライズリスクマネジメントを専門とし、ノースカロライナ州立大学のERMイニシアチブのディレクターであり、本レポートの共著者であるマーク・ビーズリー博士は、次のように述べています。「優れた企業はこれらのリスクを本質的に相互に関連したものとして捉えるでしょう。企業は往々にしてリスクをサイロ化して捉え、部門間での情報共有や連携が十分に行われていないことがよくあります。AI、地政学的な出来事、規制の将来的な影響に対処するためには、経営層が効果的な協力体制を築き、組織のレジリエンス(回復力)を強化する必要があります。」利用可能なリソースプロティビティとノースカロライナ州立大学のERMイニシアチブが発表した「トップリスクに関する短期的/長期的なエグゼクティブの視点」のレポートでは、エグゼクティブの役職や業種別に詳細な結果と分析を提供しています。※本資料は、2025年2月13日付けで米国Protiviti Inc.が発表したプレスリリースを翻訳したものです。本件に関するお問い合わせ先:プロティビティLLC マーケティング シニアマネージャ 尾﨑 美惠子Email: [email protected] About ProtivitiProtiviti (www.protiviti.com) is a global consulting firm that helps clients transform and protect their businesses, and respond to planned and unexpected events. Through a network of more than 90 offices in over 25 countries, Protiviti and its independent and locally owned member firms deliver deep expertise and tailored capabilities across technology, artificial intelligence, data, operations, finance, legal, compliance, HR, marketing, digital, risk, and internal audit—enabling organizations to accelerate innovation, navigate risks and safeguard what matters most.Named to the Fortune 100 Best Companies to Work For® list since 2015, Protiviti Inc. has served more than 80 percent of Fortune 100 and nearly 80 percent of Fortune 500 companies. The firm also works with government agencies and smaller, growing companies, including those looking to go public. Protiviti Inc. is a wholly owned subsidiary of Robert Half (NYSE: RHI).