2015年におけるCFOの最優先課題はキャッシュフロー・運転資本・戦略策定~プロティビティ・Financial Executives Research Foundationによる調査結果~

Press Release

※本資料は11月5日に米国プロティビティ(Protiviti Inc.)より発表したプレスリリースの抄訳です。

 
​グローバルコンサルテイングファームであるプロティビティ(protiviti.com)とFinancial Executives Research Foundation(以下FERF)が実施した年次のファイナンス・プライオリティ・サーベイ(www.protiviti.com/financesurvey) が本日公表されました。当調査では、CFOや経理担当役員が2015年においてもキャシュフロー管理や運転資本管理を重要視することが明らかになりました。経済環境変動の影響を低減する必要性がより一層増す中で、経理担当役員は決算業務のマネジメントや、戦略策定、業績予測、リスク・マネジメント、ビジネス・インテリジェンスを通じたキャッシュフローの可視化、またそれらと同時に業績全体の透明性向上を今まで以上に重視しています。

”重要”と評価された優先課題が過去4年間で最も多かった今回の調査結果では、CFOの2015年における優先課題が基幹経理業務に回帰していることが明らかになりました。経理担当役員は、法規制、国内税法、会計基準や財務データ分析の各領域における変革の波に対応するためのスキルや分析手法の専門性の獲得と維持を重視しています。また、組織内の調整を図れる高い人的スキルを持つ人材を獲得し維持することにも高い優先度を置いています。

“業務的能力:経理財務業務”のカテゴリーでは、収益獲得のための取組みの継続とともに、基盤となる経理財務業務の包括的な管理・強化が優先課題であることが明らかになりました。これらの分野は、繁忙期が続く中でリコンシリエーション、給与支払、売掛金管理、支払請求管理などの業務プロセスにおいて発生する作業ミスへの警戒が強まるのに伴い、年々優先度が上昇しています。特に、以下の業務が優先課題として挙げられています: 

  1. 期末決算
  2. キャッシュフロー予測
  3. リコンシリエーション
  4. 運転資本管理
  5. 売掛金管理 

「ERPシステム、総勘定元帳および連結決算システムにより人的ミスやプロセス遅延は劇的に減少しましたが、リコンシリエーションや単体・連結決算業務は経理財務部門にとって引き続き負担になっています。」 とビル・シネット氏 (FERFシニアディレクタ)は述べています。
“業務的能力:財務分析”のカテゴリーでは、優先課題の多くが、企業の業績や資金繰り、収益性に対する洞察をリアルタイムで共有するという、経理財務部門のコミットメントを引き続き反映したものになっています。翌年の優先課題としては以下が含まれています。戦略立案が重視されており、ビジネス・インテリジェンス(BI)およびコンペティティブ・インテリジェンス(CI)が上位に登場していることは特記すべき点と言えます。

  1. 戦略立案
  2. 予算策定
  3. 定期的な業績予測
  4. 収益性分析(商品、顧客、チャネル他)
  5. リスク・マネジメント(戦略、業績予測等に関連するリスクの評価)

「業務環境が変化する中で、企業は戦略、リスク・マネジメントおよびパフォーマンス・マネジメントの全体的な連携をより一層強化しています。経理財務部門は、個別のプロセスに対して継ぎはぎの改善を行うよりも、企業のパフォーマンス・マネジメント全体の改善のために、関連するプロセスの管理・改善を包括的な方法で実施したいと考えています。」 と ライアン・センター(プロティビティ 事業パフォーマンス改善担当マネージングディレクタ)は述べています。

「加えて、CFOや経理担当役員は、コアとなる経理財務業務のうち自社で実施しなくてはならないものと、外部委託することでより効果的・効率的に実施できるものの峻別について引き続き悩みを持っています。また同様に、どのように経理財務組織を最適化すべきか、どのように新たなサービス戦略に沿った人財を配置するか、という点についても悩みを持っています。我々の調査結果は、戦略的買収や市場拡大による事業の収益性向上に関して、経理財務部門がどのようにビジネスにとっての戦略的パートナとなれるか、というCFOの継続的な課題を改めて強調しています。」とピーター・ファイアストン(プロティビティ 事業パフォーマンス改善担当マネージングディレクタ)は述べています。

“重要性が増している課題”のカテゴリーでは、経理担当役員は経理財務部門にとって、サステイナビリティやグローバル化等、新たなリスク、危機、機会を有する論点を選択しています。回答には以下が含まれています:

  1. サステイナビリティ
  2. 米国ヘルスケア業界の法規制の変更
  3. 収益認識 (新会計基準対応)
  4. グローバル化
  5. ワークフォース・モビリティ

調査について 
プロティビティとFERFは、2015年のファイナンス・プライオリティ・サーベイを2014年の第3四半期(暦年ベース)に実施しました。当調査は全世界の売上高1億ドル未満から200億ドル以上の企業における372名のCFO、上級役員、経理担当役員、経理部長(コントローラー)を対象としています。主要な懸念や優先課題に関する、5つのカテゴリー(業務的能力:経理財務業務、業務的能力:財務分析、重要性が増している課題、技術的能力、組織的能力)に区分された100以上の質問に対して評価を依頼しています。

当調査レポート、主な調査結果のハイライトおよび解説ビデオはwww.protiviti.com/financesurvey にてダウンロードが可能です。

ベンチマーキング・ツール
プロティビティの無料のオンライン・ベンチマーキング・ツールを用いて、自社の優先課題と調査に回答した他社の経理担当役員の優先課題とを比較し、比較データをダウンロードすることが可能です。詳細は www.protiviti.com/financesurvey をご参照ください。

Financial Executives Research Foundation, Inc.

Financial Executives Research Foundation (FERF) is the non-profit 501(c)(3) research affiliate of Financial Executives International (FEI). FERF researchers identify key financial issues and develop impartial, timely research reports for FEI members and nonmembers alike, in a variety of publication formats. FERF relies primarily on voluntary tax-deductible contributions from corporations and individuals, and publications can be ordered by logging onto www.ferf.org. 

<プロティビティについて>

プロティビティは、企業のリーダーが自信をもって未来に立ち向かうために、高い専門性と客観性のある洞察力や、お客様ごとに的確なアプローチを提供し、ゆるぎない最善の連携を約束するグローバルコンサルティングファームです。25ヶ国、85を超える拠点で、プロティビティとそのメンバーファームはクライアントに、ガバナンス、リスク、内部監査、経理財務、テクノロジー、オペレーション、データ分析におけるコンサルティングサービスを提供しています。

プロティビティは、Fortune 1000の60%以上、Fortune Global 500の35%の企業にサービスを提供しています。また、成長著しい中小企業や、上場を目指している企業、政府機関等も支援しています。プロティビティは、1948年に設立され現在S&P500の一社であるRobert Half International (RHI)の100%子会社です。(http://www.protiviti.jp/

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