解説 : 内部監査×デジタライゼーション~デジタライゼーションのトレンドと内部監査における活用~

解説 : 内部監査×デジタライゼーション ~デジタライゼーションのトレンドと内部監査における活用~
解説 : 内部監査×デジタライゼーション~デジタライゼーションのトレンドと内部監査における活用~
内部監査が「経営に資する監査」を目指すにあたり、現在のトレンドを理解することは不可欠です。プロティビティがノースキャロライナ州立大学 ERMイニシアティブと実施した調査によると、1位が「技術革新、破壊的イノベーションの急激な進展」2位が「変化に対する抵抗」と2017年時よりも順位を上げていました。また、「サイバーセキュリティによる脅威」も2017年に比べ、業界に関係なく注目が高まっていることがわかっています。このようなことから、内部監査ではデジタライゼーションに対する理解を深め、対応していくことが必要です。
 
◆デジタライゼーションに用いられるテクノロジー
デジタライゼーションの要素となるテクノロジーには様々なものがあります。代表的なものを挙げると、機械学習・ディープラーニング・自然言語処理・ブロックチェーン・RPA・チャットボット・IoTなどがあり、中にはわたしたちの生活にすでに密接な関わりをもっているテクノロジーも数多くあります。また、ビックデータ等を使ったより高度なデータ分析への関心も高まっています。
 
◆デジタライゼーションの内部監査への影響

社内でデジタル化が進むことに対して、内部監査部門では以下のような対応が求められます。

      ・テクノロジーに関連するリスクの評価及びモニタリングするために必要知識やスキルの取得
      ・デジタル化プロジェクトに対して、規模ではなく質的観点から注意すべきプロジェクトを選別
      ・計画策定プロセスや戦略策定に対する助言
 
◆内部監査のデジタライゼーション
内部監査部門でも、デジタルツールを活用し、監査業務を大幅に効率化・高度化することが可能です。一例として、ACL社のACL Analytics(分析ツール)とACL GRC(内部監査管理ツール)を組み合わせて使用した場合のデータの収集、分析、報告、管理業務での活用イメージは以下の通りです。
 
データ収集×デジタライゼーション
・各種アプリケーションから必要なデータを収集
・収集した情報を一括管理・一括検索
・モバイル端末による監査調書作成機能(音声入力や写真等の証憑添付)
・Webアンケートの配信・回収
 
データ分析×デジタライゼーション
・予め設定した対象データの取り込みや分析処理の自動化
・発見事項に対する被監査部門への事実確認依頼及びその管理をツール上で実施
・予め判定基準を設定しておくことで分析結果に対する次のアクションを自動化
 
報告×デジタライゼーション
・様々な情報をわかり易くビジュアル化
・データを活用し、表示しているグラフからのデータのドリルダウンも可能
・データが自動更新され、定期的/随時に状況のモニタリングが可能
 
管理方法×デジタライゼーション
・プロジェクト管理機能で各監査の進捗状況を確認
・タスク管理機能でタスク依頼を通知及びその実施状況を管理
・被監査部門への改善計画のフォローアップをツール上で実施管理
 
デジタルツールの活用により、効率化(時間削減)だけでなく、経営陣のニーズに合わせた柔軟な分析、報告等が可能になります。また、リアルタイムに情報を確認・共有することによりリスクに対していち早く気づき、対応することも可能となります。自社のデジタライゼーションに対して監査を行うための知識・スキルを習得し、更にはそれらを自部門でも活用することで「経営に資する監査」の実現を目指していただければと思います。
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(特集記事:メールマガジン2018年6月号)

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