
2015年5月13日にコーポレートガバナンス・コードが公表され、リスクマネジメントにおいても会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資する取り組みが期待されています。コーポレートガバナンス・コードの基本原則4では、取締役会の役割と責務を以下のように定めています。
上場会社の取締役会は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を促し、収益力・資本効率等の改善を図るべく、
をはじめとする役割・責務を適切に果たすべきである。(コーポレートガバナンス・コード~会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために~より)
適切なリスクテイクを支える環境整備とは、まさに企業戦略に資するERM(全社的リスクマネジメント)そのものです。既に企業が導入しているリスクマネジメントが経営戦略に資するERMとして機能していないようであれば、下記のような課題が考えられます。
既に多くの企業がリスクマネジメントに取り組んでいますが、近年は特に会社法改正、スチュワードシップ・コード、コーポレートガバナンス・コード策定の議論を受けて、その見直しに動く企業が増えています。プロティビティは、ERMの高度化を通じて、経営に資する効率的なリスクマネジメントの実現を支援しています。